Boris Belkin ボリス・ベルキン

6歳よりヴァイオリンを始め、7歳でキリル・コンドラシンとの共演でデビューを果たした。モスクワ音楽院中央音楽学でフェリックス・アンドリエフスキー氏に師事。1973年、ソヴィエト連邦ヴァイオリンコンクールで優勝。ベルリン・フィルをはじめ、ボストン響、イスラエル・フィル、ロスアンジェルス・フィル、フィラデルフィア管、ピッツバーグ響、モントリオール響、バイエルン放送響、ロイヤル・コンセルトヘボウ管や、英国の数多くの楽団と共演。シベリウスの伝記映画では、ヴァイオリン協奏曲をウラディーミル・アシュケナージ指揮/スウェーデン放送響と共演。これまでにレナード・バーンスタイン指揮/ニューヨーク・フィル、フランス国立管、ベルナルド・ハイティンク指揮/ロイヤル・コンセルトヘボウ管と共演。録音も多い。デッカレーベルに、パガニーニ「ヴァイオリン協奏曲第1番」(メータ指揮/イスラエル・フィル)、チャイコフスキーとシベリウスの協奏曲をアシュケナージ指揮/フィルハーモニア管などがある。またデンオンにはプロコフィエフの協奏曲をマイケル・スターン指揮/チューリヒ・トーンハレ管と、ブルッフ、シベリウス、ショスタコーヴィチ、グラズノフを広上淳一指揮/ロイヤル・フィルと録音。1997年には、アイザック・スターンの招きを受け、宮崎国際音楽祭で共演する。またユーリ・バシュメット、ミッシャ・マイスキー等と室内楽に取り組んでいる。近年では、テミルカーノフ指揮/サンクトペテルブルク・フィルとのヨーロッパ・ツアー、広上淳一とアシュケナージ指揮/NHK響、ジェルメッティ指揮/シドニー響のオーストラリア・ツアー、レナード・スラットキン指揮/ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管、デュトワ指揮/ドレスデン・シュターツカペレ等と共演。毎年夏にイタリアのキジアーナ音楽院でマスタークラスを行なっている。
使用楽器はボローニャのロベルト・レガッツィ作。